Webライターへの道 7日目 「書いた文章を読み返そう」

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Webライターに必要なノウハウを習得するために

藤原 将著『未経験から稼げる「書く副業」のはじめ方』

という本を読んで1日ひとつの課題に取り組んでいます。

 

1週目(1~7日目)の課題は「本文を書き写す」こと。

書き写すことで

  • タイピングが上手になる
  • 書かれている内容が頭に入りやすくなる

という効果が期待できます。

7日目の内容はコレ。

書いた文章を読み返す

文章が上達するタイミングは4つあると書かれています。

  1. 自分の文章を読み、分析しているとき
  2. 他人の文章を読み、分析しているとき
  3. 自分の文章に対し、意見をもらうとき
  4. 他人の文章に対し、意見を述べるとき

この4つにおいて、共通する行動が「文章を読み返す」こと。

つまり、文章が上手く書けるようになりたいと思ったら自ら書いた文章を読み返すことを習慣化しないといけないということです。

 

文章を読み返すことが大事なのはわかったけれど、では実際に読み返すとき、どんなところに注意して読み返せば良いのか...

特に注意して見るべき点として5つの項目が挙げられています。

① 主部と述部がかみ合っているか

音読してみて「○○は(主部)○○である(述部)」と違和感や迷いがなく言える文章かを確認します。

複数の答えが出てしまう、迷ってしまう場合は読者も同様の状態になりかねないので、表現を変えるなどして明確にする必要があります。

一文が長くなると主部と述部がかみ合わなくなる確率が上がる傾向があるので、1日目で学んだ「一文は短く、シンプルに」を意識して文章を書きましょう。

② 同じ文末が続いていないか

同じ文末を続けるのは2回までにしましょう。

3回以上続けるとリズムが悪い、幼稚な文章という印象を読者に与える可能性があります。

自分もそうですが、多くの人は「ですます調」で文章を書くでしょう。

「ですます調」は文末の書き分けが難しいとされています。

以下のような言い回しをうまく使い分けて同じ文末が続かないように意識しましょう。

  • ~です
  • ~ます
  • ~ません
  • ~しました
  • ~ください
  • ~ましょう
  • ~とのこと
  • ~というもの
  • ~しておきます
  • 体言止め(文末を名詞・代名詞で終わらせる形)

③ 同語反復になっていないか

同語反復とは「述べても意味のない言葉の繰り返し」を指します。

正しい情報が早く欲しい読者が読むネット記事で、無意味な言葉の繰り返しは不要かつ厳禁です。

 

「富裕層は、お金持ちである」

「時間をかけたくないなら、時間をかけないようにしよう」

 

このような「そりゃそうだろ」とか「何の説明にもなってないじゃん」といったツッコミを入れたくなるような文章は同語反復になっている可能性があります。

「どうやってお金持ちになったのかの過程」

「時間を節約するための思考や行動」

こういった内容こそが読者が知りたいことです。

「結論+納得させる文章をセットで書く」ことが同語反復を防ぐ最良の手段です。

④ 言葉の意味を間違って使っていないか

普段何気なく使っている言葉のなかには、本来の意味と違う解釈をされて使われている言葉が多くあります。

ライターは文章のプロ。

特殊なケースを除いて誤用は避けなければいけません。

 

「○○さんに課長は役不足だよ」

 

こう聞いたとき「○○さんに課長という立場は荷が重い」と考えたりしませんか?

役不足という言葉は「その人の能力に対して役目が軽すぎること」を意味します。

つまり「○○さんは課長どころか部長になってもおかしくない能力の持ち主で課長にしておくなんてもったいない」というのが本来の意味なんです。

 

無意識のうちに間違った解釈のもとで言葉を使うことはよくあります。

これを防ぐために、言葉の意味に確信が持てなかったらすぐに調べるクセをつけましょう。

繰り返すうちにどんどん知識と言葉のバリエーションが増えてライターとしての武器が増えていくことになります。

⑤ 言葉の漢字・ひらがなが統一されているか

記事のなかで漢字・ひらがなの表記が統一されていないと不自然で読みづらかったりします。

読み返したときに見つけられる場合もありますが、より確実な確認方法として検索機能を使うことをおすすめします。

はてなブログWordPressの場合「Ctrl+F」で検索窓が表れます。

そこに言葉を入れてEnterキーを押すとその言葉がどこに何ヶ所使われているかを表示してくれます。

漢字とひらがなでそれぞれ検索してみて、どちらも使われているようならどちらかに統一しましょう。

 

WordやGoogleドキュメントの場合「Ctrl+H」で「検索と置換」という機能が使えます。

これは「Ctrl+F」の検索に加え、その場で同時に別の言葉に置き換えることができる機能です。

検索して出てきた言葉をすべて漢字、またはひらがなにしても大丈夫なら一度に全部変えられますのでとても便利でおすすめです。

 

Webライターへの道 7日目のまとめ

要点をおさらいします。

  1. 文章上達のためには文章を読み返すことが必須
  2. 読み返すときに注意したい点は5つ
    ①主部と述部がかみ合っているか
    ②同じ文末が続いていないか
    ③同語反復になっていないか
    ④言葉の意味を間違って使っていないかか
    ⑤言葉の漢字・ひらがなが統一されているか

文章は書くことで上達する。

文章は読み返すことで上達する。

「書いて、読み返す」をセットにして習慣化することが上達への近道ということです。